愛車のメンテナンスについて

メンテナンスのタイミングの見極め方

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メンテナンスのタイミングの見極め方

メンテナンスは、車を安全・快適に使い続けるうえで非常に大切です。しかし、「いつメンテナンスしていいか分からない」「ついつい後回しにしてしまう」という方は少なくないのではないでしょうか? そんな方は、まず日常の中で行える手軽な点検法を試してみましょう。


運転席まわりの日常点検

エンジン

エンジンをかけた際にスムーズに始動・回転するか、始動中・アイドリング中に異音がないか確認しましょう。異音は「キンキン、カンカン」といった金属音や「ゴロゴロ」と重たい音など、エンジンの状態によってさまざまなものがあります。また、加速の際にアクセルペダルに引っかかりがないかも注意してください。

メンテナンスせずにいると?
エンジンがかからない、エンジンが止まらない、運転中にエンジンが停止するといった不具合が発生するかもしれません。特に高速道路でエンジントラブルが発生した場合、非常に危険です。

ブレーキペダル

エンジンをかけたあとにブレーキペダルを踏み込んだとき、ペダルが沈む感覚に注意してください。いつもより固かったり柔らかかったりといった違和感を覚えた場合は、ブレーキに異常があるかもしれません。

メンテナンスせずにいると?
停止距離が伸びて追突したり、緊急時に止まれず事故の被害を大きくしたりする可能性があります。

サイドブレーキ

レバータイプとペダルタイプのサイドブレーキがありますが、どちらも「引きしろ」「踏みしろ」に注意してください。いつもよりも多すぎたり、少なすぎたりした場合、サイドブレーキが正常にかからない可能性があります。

メンテナンスせずにいると?
サイドブレーキのかかりが甘くなると、坂道など傾斜のある場所で車が動き出してしまうかもしれません。使用頻度の高い部分ですから、異変を感じたらすぐに点検・整備を依頼しましょう。

ワイパー

ワイパーの低速・高速の各動作がスムーズに行われるか、拭きムラがないかなどを確認します。から拭きするとガラスを傷つけてしまうので、必ずウォッシャー液を噴射してからワイパーを作動させるようにしましょう。この際、ウォッシャー液の噴射の向きや高さが適当かも確認します。ワイパーのゴムは劣化しやすい消耗品なので、年に1度程度は交換しましょう。

メンテナンスせずにいると?
雨の日にワイパーがきちんと作動しないと、視界が悪くなり非常に危険です。

ライト・タイヤの日常点検

ライト

車にはヘッドライトやストップライト、テールライト、ウインカーなど、多くのライトが付いています。これらのライトは周囲を照らすだけでなく、走行中に他車とコミュニケーションするためにも欠かせません。点灯の有無を確認するとともに、レンズに汚れや損傷がないかも調べておきましょう。

メンテナンスせずにいると?
ライトに問題があると、夜間やトンネル内での運転が危険になったり、周囲の車に意思表示できずトラブルを引き起こしたりといったリスクがあります。

タイヤ

タイヤの注意点は大きく分けて3つあり、「空気圧」「亀裂・損傷・異物」「溝の深さ」についてひとつずつ確認していく必要があります。空気圧はタイヤの接地部のたわみ具合で確認しましょう。亀裂・損傷・異物(釘や石)がないか、溝の深さが十分かは目視でチェックしてください。
溝の深さは、法律で決められたタイヤの使用限度(溝の深さ1.6ミリ以下)を示す「スリップサイン」で判断します。スリップサインとは溝のある突起のようなもので、タイヤがすり減るにつれて徐々に見えてきます。スリップサインによって溝が途切れるまでになると、危険信号です。

メンテナンスせずにいると?
空気圧が不足してタイヤがたわむと、路面への接地面が多くなって安定性・燃費ともに悪化します。タイヤの亀裂・損傷・異物はパンクやバーストを招く危険性があり、溝の浅いタイヤは雨の日にスリップしやすく非常に危険です。

エンジンルームの日常点検

エンジンオイル

エンジンに付いているオイルゲージを抜き取り、まず付着しているオイルをキッチンペーパーなどで拭き取ります。その後もう一度ゲージをいっぱいに差し込み、再度抜き取ってオイルの付着量を確認しましょう。ゲージの先端に付いている2本のライン、もしくはギザギザした部分の目印の中間にオイルがあれば問題ありません。それよりも下側の場合は補充し、汚れている場合は交換しましょう。

メンテナンスせずにいると?
エンジンオイルが足りなかったり汚れていたりするとエンジンがスムーズに回転せず、負荷が高まってエンジントラブルの原因になります。エンジンオイルは5,000kmくらいを目安に交換しましょう。

バッテリー液

バッテリーの液量が「UPPER」と「LOWER」の間にあるか、車両を揺らすなどして確認しましょう。バッテリー液は腐食性が強いので、体、衣服、車体などに付着しないよう注意が必要です。ちなみに、一度バッテリー切れを起こしたバッテリーは、性能が著しく低下します。そのようなバッテリーは早めの交換を心がけましょう。

メンテナンスせずにいると?
バッテリーが切れると、電気がストップし、カーステレオやカーナビなどが動作しなくなるだけでなく、エンジンもかからなくなります

ブレーキオイル

ブレーキオイル(ブレーキフルード)の点検は、リザーバータンクで行います。リザーバータンクは運転席の前方、比較的上の方にあるプラスチック製のタンクです。白色半透明のタンクのMAXラインとMINラインの真ん中に油面があれば問題ありません。それよりも減っている場合、ブレーキパッドという部品が消耗しているか、ブレーキオイルが漏れている可能性があります。

メンテナンスせずにいると?
ブレーキオイルが減っていると、ブレーキがかからなくなる恐れがあります。極めて危険ですので、ブレーキペダルの踏み加減とあわせてブレーキオイルもしっかり確認しておきましょう。

冷却水

冷却水の点検は、ブレーキオイルとは別のリザーバータンクで行います。ラジエーターのそばにある、キャップに「冷却水」「COOLANT」と書かれているタンクです。外側から冷却水の量がひと目で分かるようになっており、この冷却水の量が上限ラインまで入っていれば問題ありません。下限ラインに近いかそれより少ない場合は、冷却水を補充してください。

メンテナンスせずにいると?
エンジンから熱を受け取った冷却水は、ラジエーターで冷やされます。冷却水が足りないとラジエーターがうまく機能しないため、オーバーヒートの原因になります。

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